レ・ミゼラブログ
エロゲ感想記(休憩中)

ファイアーエムブレム覚醒

2012年4月発売のゲーム。すぐ買ってシナリオとDLCをたしなみつつクリア間近までいったはいいものの5月か6月あたりから放置。2013年9月になってようやく再開。どうせならと新しいデータで始め、結局初クリアしたのが9月の終わりごろ。その後も何周かして、ようやく記事を書くに至る。
満を持して発売された覚醒。何がよくて何がいけなかったのか。途中ネタバレあり。
1. システム
1)ダブル
自軍のみ使用できるチートシステム。このおかげでDLCの最難関マップでのアホみたいなパラメータの敵にも太刀打ちできる。FEは常に序盤が苦しいからそこでは頼りになるシステム。反面手数が半減するから個々が強ければ必要ない。あってもなくてもいいけど、自軍だけっていうのがやっぱりひっかかるところだよね。

2)チェンジプルフ
すなわち無限CC可能で無限に育てられる。果ては全パラカンスト。さらに限界突破とかいうチートスキルが出てきてそれも全パラカンスト。いいけど、しんどい。後述のやり込み要素でも触れます。限りある時間だから今が輝いてるんだよ。

3)フリーマップ
聖魔やティアサガでも採用されたフリマ。利点は店や遭遇戦の自由度と、DLCや外伝へのアクセス。それはいいんだけど、シナリオ進行中も完全自由っていうのはフリーすぎないかなと。やばいぞ!逃げるぞ!→フリマ画面→遭遇戦で悠々とレベル上げたり店で買い物したり→そろそろ逃げる途中に戻るかっていうのが頻繁に行われているんだけどこれシナリオ的には破綻してるよね。移動しなればいいだけの話なんだけど、できたらやるでしょ。蒼炎みたいに連戦システムを組んだ方がよかったかもしれない。

4)カップリング
聖戦以来のカップリングシステム。パラメータ継承、スキル継承などはだいたい聖戦を踏襲。覚醒はクラスチェンジ可能なクラスがキャラによって決まっているから、クラスやスキルを重視するならそっちの方が決め手になる。より強い子どもを作るためにいろいろ悩むわけだけど、一部にチートスキルがあるから、それを継承または習得可能なクラスにCCできるカップリングはある程度決まっていて、そうすると半分くらいは固定カップリングになっちゃうんだよね。聖戦でも鉄板カップリングはあったけど、スキルに左右される覚醒カップリングはちょっと自由度が精神的に削がれた感じがする。カップリングは楽しいけど、悩むと永遠に悩み続けるもどかしさもあるんだよね。1周目はそれが原因で、誰と誰をくっつけるか悩んでるうちに悩み疲れて放置してしまった。凄くバランスが難しいシステムだと改めて思いました。

2. シナリオ
思うに、覚醒最大の残念ポイントはシナリオ。スレで誰かが言ってたけど、大学のサークルがノリで世界を救う戦いをしてる感じ。シビアな状況はあるし、やってることは戦争なんだけど、雰囲気とかノリがなんか抜けてるんだよね。フリマが緊迫感のなさに拍車をかけているのかもしれないけど。他のFEにある使命感とか焦燥感とかが乏しいんだよね。未来を守るっていう、現代人が見たこともない漠然としたイメージが目的だからかもしれない。
一番なんかなあというか蛇足だと思ったのはヴァルム帝国関係。まあオーブがあっちにあったからなんにせよ行く必要があったんだけど、バレンシア大陸出したいから無理やりシナリオにねじ込んだようにしか見えない蛇足感というかとってつけた感。バレンシア大陸内の移動とかめっちゃ大ざっぱだしシナリオは駆け足だし。そもそもアカネイア大陸に3国しかないのがなんかスカスカ感。上全部蛮族の国ってカダインとかどうしたんだよ2000年前より文明退化してるんじゃないだろうか。すごく小規模な一地方の話っていうんなら3国+1帝国くらいでもいいけど、2大陸をまたにかける話でこれっていうのはどうなんだろう。旧作の設定を使ってるだけに物足りなさが半端なかった。
あとは未来関係。FEでタイムリープものを出されるのってかなり抵抗あるんだけどナーガの力は凄いんだな。そこは百歩譲っていいとしても、未来からきた子どもたちが軒並み親より強い設定なのが違和感。聖戦みたいに完全に世代交代だったらわかるんだけど、この仕様だと愛がないと親世代を使えないことに。それに関しては子どもを出すタイミングも謎。1周目やってた時は支援Sになるころには終盤だった。つまり終盤に仲間になる、烈火のニノのような存在がちらほら現れる感じ。ニノはあれこそ愛があれば魔法系最強クラスになるよっていうんで使ってたけど、それは烈火の経験値に限りがある場合の話。覚醒の子世代はフリマのおかげで登場の段階で次の章までに自軍最強にまで仕立て上げることができるから、それはもう愛というかやらされてる感があったり。子世代を使うかどうかを完全に自由に選ばせるなら、親世代とのハンディをなくして経験値は有限にすべきだと思う。子世代を無限に鍛えられるならそうするしそう仕向けられている感すらあるし。このあたりのニュアンスは微妙だけど。違和感を少しでもなくすためには、子世代登場あたりからもう少し章を増やせばよかったかもしれない。タイミングが中途半端なんだよね。
ちょっとシナリオからは脱線したけど、タイムリープのシナリオを利用して聖戦と従来システムのいいとこどりをしようとして失敗した感じがするんだよね。3周目やるころには親世代はもう実力のために育てるんじゃなく、子世代のために種馬を育てる感覚で育ててたかな。まあ親と子の共闘っていうのは聖戦からすると夢のような出来事だけど、プレイのバランスはやっぱり難しいよね。
未来に関連して、DLCの絶望の未来編について。これ、本編のエンディングよりよくできてるんじゃあ…。やっぱり本編も潔く親世代全滅させといて、子世代でがんばって終わらせた方がよかったんじゃないかな。聖戦はつらいシナリオだったけど、やっぱりあれは凄かったんだよ。みんな生きてみんな幸せっていうのは理想かもしれないけど、感情には訴えかけてこないんだよね。はいはいよかったねみたいな。悲劇なんて昔からあるけど、それはやっぱりそういう魅力があるんだと思う。
あとシナリオの随所で「誰も死なせはしない戦略」みたいなこと言ってるけど、それってゲーム的には後付けで、要はFEプレイヤーの多くが犠牲ゼロのプレイを好んでやっていて、リセットの繰り返しと共にFEの代名詞的なプレイスタイルが確立されていったからだと思うんだよね。犠牲を出しつつもシビアな戦記を描いていくプレイスタイルもいいと思う。それをシナリオ中にもろに明言されてるもんだから、そういうプレイを押し付けられてるような気がするんだよね。そもそも犠牲ゼロの戦争なんて…。FEの場合は各ユニットが将校クラスみたいなもんだからまあできなくもないだろうけどそれ犠牲ゼロとは言わないし、末端の兵士はバンバン死んでるわけだからできてないよね。ちょっとこう、いろいろ幼稚というか。まあもともと子供向けのゲームだけど、シビアなシナリオありで割と思春期すぎても楽しめるみたいなところがあったけど、ちょっと退化というか退行したかなと。
他にも言いたいことある気がするけどキリがないから以上で。

3. キャラ
上記の通り大学のサークルメンバーたち。シビアな立場にいるはずなのに全然つらさを感じさせないのはアズール的な押し隠しなのかもしれないけど、なんか抜けてるんだよね。子世代はさらにシビアなシーンにいたからいくらか深刻さが出ているかな。子世代とのギャップを作るためにあえて親世代をサークルにしたのなら少し納得できるかもしれない。サークルとは別に覚醒の中でもおもしろいキャラをちょっと何人か取り上げてみよう。

・クロム
といいつつ一応この人を。主人公。一人称俺でオラオラ系。王子なのに何故か自警団の団長。このへんがサークルの始まり。アイクほどの脳筋ではないけど、マルスやセリスみたいな純王子系でもない。シナリオ的には道に悩める指導者。英雄王マルスや良王だったエメリナの影を追い続けながら、自身の中にある脳筋素養に悩まされ続ける。だから諸手を挙げて歓迎できる主人公ではないけど、邪険に感じるわけでもないんだよね個人的に。強さ的にはアイク級の強さがあるけど、素質としては子世代ユニットに大きく引けを取る感じ。

・マイユニット
もう一人の主人公。新紋章のマイユニシステムを踏襲。設定としては烈火の軍師要素も入れて合体させた感じ。今回はさらにシナリオのキーマンにもなっている。カップリングシステム的には何気に究極のエロゲ主人公とも言え、すなわちあらゆる女ユニットを孕ませることができる。女マイユニならあらゆる男ユニットの種で孕むことができる。性能は子世代に引けをとらないから最初から最後までエースであり続けることができる。欠点としてはデフォの軍師の服がださい。服も可変だったらなあ。なんとも言えない点としてはマイユニがキーマンていうのはどうなんだろうね。新紋章みたいにただの兵士として無双キャラっていうんなら無害だけど、いきなりキーマン設定を投げつけられると違和感が半端ない。一応プレイヤーの分身ていうニュアンスでいいんだよねこれ。

・マーク
マイユニの子ども。この存在がなかなかおもしろい。子世代と思いきや必ずしもそうとは限らない。唯一他の子世代キャラと兄弟だった場合、つまり親になりうるキャラとマイユニが子どもを作った場合にマークが他の子世代と同じ時空から来たと証明できる。でも、そうじゃない場合はマークのことを他の子世代は知らなくて、マーク自身も記憶喪失なんだよね。マイユニは子世代とも子どもを作れて、つまりクロムたちから見ればマークは孫世代になることもできる。こうなるといよいよマークは他の子世代とは違う時空から来たということになる。マークが何者かということに対する明確な答えはないけど、おもしろいのはDLCの絶望の未来編。実はここではマークはラスボス化したマイユニの腹心として動いている。本編でも親であるマイユニに憧れて慕っているから、絶望編でも例えマイユニが邪龍であろうとも従うことが正しいと思っている。これに本編のマイユニが話しかけると戦わずに撤退する。その後ラスボス化したマイユニを倒すものの、マークは全く姿を現さない。何かの現象か、邪龍マイユニの罰か、そのせいでマークは本編の時空に飛ばされたんじゃないだろうか、っていう内容のサイトを見たんだよ。まあなるほどだよね。さらにおもしろいのは、マークは男マイユニの場合娘として、女マイユニの場合息子として生まれるんだけど、絶望編ではそのどちらも、つまり双子だった。にも関わらず本編に飛ばされたのはそのうち片方だけ。ではもう一人のマークは…それこそが烈火の軍師マークなのではないか、って同じサイトに書いてたんだよ。強引ではあるけど割とすんなりと受け入れられたから、これはなかなかいい線をいってるんじゃないかと思う。エレブ大陸の物語は覚醒の時代から見ると既に大昔の伝説になっているようだけど、その時代とつなげたんだとしたら、烈火のマークにも不思議な愛着が湧いてくる気がする。
性能は最強ユニット。孫世代にしてカップリングにカップリングを重ねたら、もう最強。烈火でも戦えよ。性格は絶望編からの記憶喪失によるギャップか、天真爛漫。男マークは微妙だけど、女マークはかわいい。クロム父とかチキ母とかルキナ母とかだとなんか特別感があってさらに愛着が増す。

・ルキナ
覚醒のキーキャラ。マルスの格好はただの願掛けでした。まあ別にいいけど…。子世代代表という感じ。性能は子世代だから強い。クロム遺伝の天空と王の器でさらに強い。蓋を開けてみるとそんなにたいしたキャラではなかった印象。イベントでマイユニを殺そうとする。カップリングによっては親殺し、夫殺しにもなる。覚醒で一番使命感に溢れている従来タイプに近いFEキャラかもしれない。

・チキ
暗黒竜の時代から2000年たっての成人ぽい外見での登場。人間の100倍くらいなのかなあ寿命。性能はマムクートだけあって強力。子世代にも引けをとらない。驚くべきことに男マイユニによってチキたむ妊娠可能。いろいろ複雑だよねうん。あと絶望編ではなんと死ぬ。さらにナーガになる。ナーガの設定が各作品で違うからよくわからないけど、まあなんかこれはこれで。チキたむはどうやったら一生幸せになれるんだろうね。

・アンナ
中断のお姉さんで秘密の店のお姉さんが満を持して登場。設定は同じ容姿の姉妹が相当数いる商人。異界の門の中にもいる謎の姉妹。さらにDLCの最難関マップのラスボスでもある謎設定。仲間になるアンナの性能は親世代として並。むしろCC先から考えると微妙。一応お助けキャラだから活用はできる。あと当然のごとく男マイユニに孕まされることもできる。もし従来作品の頃のアンナと同一人物ならそういう会話があるかと思ったけど、チキとの会話はあっても商売の会話のみ。チキは見覚えがあると言っていたからそういうことなんだけど、設定についてはあまり深く考えない方がいい。

4. DLC
ある程度これについては触れたけど、DLCという課金システムそのものについて。ソーシャルゲームならまだしも家庭用ゲームで課金なんてとんでもないというのが本音なんだけど、スタッフの仕事に対する報酬という意味でならありだと思う。まあ外伝やファンディスクが後発で発売されたと思えば。それとは別にDLC専用スキルやDLCマップにおけるゲーム的おいしさについて。後者は要するに大量EXP取得マップや大量資金取得マップ。専用スキルはEXP2倍とか各パラメータ+2とか各パラメータ上限+10とかチートスキルばかり。いわゆる課金アイテム的な存在。これをどう見るかは人によるけど、あった方が育成が楽だし、最難関マップに挑戦するには必須なスキルもある。まあ最終的にはプレイヤーが楽しめればなんでもいいんだけど、これに手を出すと本編がただの消化試合になるから注意が必要。
これとは別に他のプレイヤーと戦えたりとかオンライン的な要素もあるけど、自分はこういうのは苦手なので割愛。

5. やり込み要素
これに関してもいろいろ触れてきたけど、最強キャラ、最強の軍を作るやり込みはあるけど、まあそれが作業に終わるか楽しんでやるかは人それぞれなんだよね。できるからやらなきゃって思う自分にとっては時折苦痛。あとは従来と同じ縛りプレイ。まあこれはいろいろ。ダブル禁止とか親世代縛りとか。DLC禁止のハードはそこそこいい感じの難易度らしい。やっぱりほどよく束縛されてるのがいいよね。

6. 総括
新要素を入れまくった今作。さらに前の作品からいろいろシステムを借りてきた今作。どうやらかなり売れたようで、紋章の謎、聖戦の系譜に次いで売れたとか。今作にいろいろ不満がある自分としてどのへんが受けたのかわからないけど、SRPGとしてはライトな部分がいっぱいあったからライト層の獲得というのが効いたのかなあと思う。ゲームもビジネスだし売れないと生き残れないからわかるけど、個人的にはさわやかすっきりのFEよりもぬるぬるぐちょぐちょのFEがプレイしたいんだよね。とりあえずキャラの相関図書いたらん?って思うようなのがいい。パラメータはやっぱり30くらいが上限でいいんじゃないだろうか。横のCCはおもしろいからやってもいいけど、まあ悩みどころだよね。シナリオはやっぱり国同士の戦争における駆け引きとかが見たいんだよねFEでは。ベルサガは地味な戦闘が多かったけど、駆け引きという点では最高だったかなと。袂を分けた立場だからああしろとは言わないけど、サークルはやめようや…。そんな感想を持ちました。
そんな不平を言いつつも新作発売されたら買うのは間違いないんだからまあ出し続けてほしい。だいぶん前に女神転生とのコラボとか聞いたけどあまりいいビジョンは見えてこないからやめた方がいい気がするけど、出されないくらいならどんな形であれ出してくれた方がいいから、そろそろ新作の発表をだな。

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